2020/06/23 10:13

おはようございます!!


今日は「好きなお米のタイプ」について書こうと思います。
「どんなお米が好きですか?」と聞かれたら、「んん?」と返答に迷う方多いのではないでしょうか?
お米のタイプ?種類?お米って、ひとくくりで一緒なんじゃないの?って思っている方が大半かなと思います。私もそうでした。「お米に違いなんてあるんか?」と思っていました。

実は、お米が作られた産地や銘柄で、味ってそれぞれ違うんです。
「こっちはあっさりしてて食べやすい」「お腹にどかっと溜まって、食べたって感じがすごくする」「もちもちしてるね」「甘みがすごく感じる」などなど、いろんな味わいがあります。
そして、お米の味にそれぞれ違いがあるように、その人その人で、好きなお米の味もあると思います。

私は、どちらかといえばもっちりしていたり、柔らかいよりも、あっさりめなお米が好きでした(でした?)
というのも、実家では祖父と住んでいて、祖父が柔らかめなお米が好きだったので、炊飯の時に水を多めに入れて炊いていたのです。
私はその炊き上がったお米が、どちらかといえばあまり好きではなかったので、それもあって、「自分はあっさりしたお米が好きなんだ」と思っていました。
ところが、お米屋さんの嫁になって、そんな自分の概念を覆されるお米に出会ったんです。

それが、「北海道新すながわ産ゆめぴりか」

写真は、ゆめぴりかの稲穂と帽子をかぶった息子です笑

ゆめぴりかといえば、口に入れた瞬間甘みを感じ、弾力とお腹に満腹感を感じられるお米です。
食べる前は、そんなこのお米の印象だけ知り、「私はあんまり好きじゃないタイプだな」と思っていたんです。

私たちは、販売前に届いたお米を毎回試食しているので、このゆめぴりかも炊いて、夕飯に試食しました。
食べた瞬間思った一言「美味しい」。
そう、美味しいんです。あれだけ好きじゃないと思っていたのに、食べたら一気に好きになってました。

当店3代目(主人)とも、「美味しいな」と言いながら食べました。毎年、新米の時には試食するんですが、やっぱり毎回「美味しいね」と言っています。

余談ですが、このゆめぴりかが作られている、北海道の新すながわには、去年家族で産地を見に訪れました。
広大な土地に広がるゆめぴりかの稲たち、背筋がピンと立って、高く大地に向かって育つ稲穂がとても綺麗でした。

そして、お米は保管していた雪を使って、自然冷蔵で保管されています。
保管庫の中はひんやりとしていました。
徹底して安全管理と栽培を行い、厳しいゆめぴりかの基準にも毎年クリアして作られた新すながわのお米は、当店でもファンが多い人気のお米なんです。

話が逸れましたが、ゆめぴりかみたいに、自分の好みじゃないと思っていたお米の美味しさを知り、新しい自分のお米に対する「好き」を発見でした瞬間、面白いなぁと思ったのを覚えています。

お店に来られるお客様も、ずらっと並ぶいろんな種類のお米を見ながら、「どれにしようか迷う」と言われる方がよくいらっしゃります。
私は最初に、「どんなお米好きですか?もちもちっとしたのか、あっさりしたのか、、、」など、お伺いします。
正直、「どれが美味しい?」と聞かれると、「どれも美味しいです」と言います(笑)本当なので笑
ただ、「どれも美味しいですが、あとはお客様の好きかそうじゃないかという味の好みで変わってくると思います」ともお伝えします。

そんな会話をしながら、「こないだのお米美味しかった」「これはイマイチだったな」「これやったら、こっちの方が好きだった」など、その後来店頂いた時の感想を聞きながらのお米トークが楽しいんです。

これを読んでいただいた方、もしよかったら、「自分の好きなお米ってどんな味だろう」と、ふと考えてみてはいかがですか?
そこから、知らなかったお米の味、世界が開けたら、お米を食べる・味わいことがもっと楽しくなるかもしれません^^

この記事で紹介したゆめぴりかを使用することもあるギフトも販売しています。
※時期によって、ご用意するお米は異なります。